【「家族ビザ」が認められない外国人の話】

【「家族ビザ」が認められない外国人の話】

【「家族ビザ」が認められない外国人の話】
先日、綺麗な欧米系の女性が来所されました。
ご相談は、「これから日本語学校に通うことになったので、留学ビザの取得について相談したい。子供も一緒に生活したい」との話を受けました。お話を聞くと、すでに入学申込みを済ませ、お金を払っているというのです。

この件は、結論から言えば、「あなたが許可されても、お子様については、そのまま申請すれば100%不許可になります。離れ離れになることもあります。」とお伝えしました。

理由として、「家族ビザ」は、扶養者に制限があります。いくらお金をもっている「留学ビザ」をもつ扶養者でも、日本語学校の場合、基準をみたさないのです(専門や大学なら他の要件に合えば可能です)。

もし、入管の申請窓口で、その職員に知識があれば、「申請する前に相談しないと個別相談しないとだめだ」と言われますが、そのまま受理されてしまうこともあります。この場合、法務省令により不許可または取り下げせざるを得ません。

本件では、すでにお金を支払っているとのことで、聞けば学校は「あなたも家族もビザは大丈夫。まかせて。」と言い放ったとのことです。知ってか知らずか、その学校職員はお金欲しさなら悪質ですね・・・。だって、罪が無いお子さんが在留できない可能性があったのですから。
後戻りできなければ、お子さんの他の在留資格への該当性を検討するしかありません。たとえば、連れ子なのか、日本人から認知されているかなどをヒアリングするのです。「定住者ビザ」などが適合する場合があるのです!

このケースは、学校申込金については、「あとの祭り」になってしまいましたが、ビザを持っている方の仕事や家族関係その他状況変化が起きるなら、必ず事前相談いただきたいものです。

 

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